今日の一冊
いわた書店一万円選書、何冊目だろう?(^^;)
他にもちょこちょこ読んでるし、今年中に全部読み切らないかもしれないけど
まぁ楽しみは長く続いた方が良いよね。
ということで、今回はコチラ。
物騒な(笑)タイトルの通り、ミステリの範疇に入るのかな。
著者は、幼少期に台北に住んでいたことがあるとかで
舞台は1980年代の台湾と現代のアメリカを行きつ戻りつします。
主要登場人物が台湾の少年4人(1980年代時)で
話の割合としても、この”少年時代”の方がメインで
固有名詞のカタカナ記載とか、時々差し挟まれる中国語(台湾語?)が
若干、読みにくさをもたらしてるけど
(この辺のテクニックは馳星周とか高村薫の方が巧いと思う)
物語に力があって、なかなか引き込まれますね。
全体的に救いの無い感じのトーンで、それが結局
”現代”で破滅に繋がってしまうのだけれど
個人的には好きな世界観でした。
ちなみに、ネタバレになるので詳しくは書けないけど
最終的にちょっとテクニカルな展開になってます。
たまに、こういったものを読むことで
自分の中の”昏いもの”を確認することも
僕にとってはけっこう大切な時間のような気がしますね。
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