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2023年05月07日

今日の一冊

”本を読んだら、身近な紙袋などを材料にして
その本の印象に合うブックカバーを作る”という
ブックカバーソムリエなるトモダチ(もともとトラ繋がり)がおりまして、
それを「じゃあみんなでやってみよう!」というワークショップに参加して参りました。
ちなみに、場所を提供して頂いたのはやはりトラ関係(笑)のトモダチがやってる
「いるか家」という、主にこどものための地域のフリースペース、とでも言うのかな?

今回の課題図書はコチラ↓

「ぼくたちの家族」  早見和真 著

まず先に本だけ決まったので、某ネットオフ(爆)で購入しまして
3月中には読み終わっちゃってました(^^;)。
(わりと読みやすい本でもありました。)

ざっくりあらすじを書いてしまうと
両親と二人兄弟、兄は結婚している、という家族が
母の病気をきっかけに、いろんな問題があらわになっていき
翻弄されつつも、なんとか乗り越えていこうとする、という感じのおハナシ。
どうも、作者の実体験があるていど下敷きになっているようです。

で、今回ワタクシが作ったブックカバーがこんなん。
今日の一冊


<以下、若干ネタバレ的に続く>

実はこのカバーの絵、吉本ばななさんの「バナタイム」というエッセイに
原マスミさんという方がつけた挿絵なんですね。
(原マスミ氏は、イラストも描くけど”シンガーソングライター”の方がメインみたい)

今回の課題図書、
今日の一冊
件の”母の病気”が脳の腫瘍で、結局手術をするんですが
「頭に穴を開ける」みたいな記述があって、そこで
「あ、原マスミの絵っぽい」とまず思っちゃったんですよね。
(ちなみに「バナタイム」には、全編に”ひとつの顔”をモチーフにした挿絵が付いてます)

で、あらためて「バナタイム」読み直して
その中で、
・アタマ(記憶)が壊れていくようなイメージ
(ストーリーで、”家族”と同時に”家”そのものもちょっと重要ポイントだったので)
・家に囚われているようなイメージ
の2枚を選んでコピーして、カバーに使ってみました。

まぁしかし、自分でやっといてナニですが(爆)
一つの本のブックカバーに全然別の本の挿絵持ってくるって、どうなんだろう(汗)。

ちなみに他の方々は、”ありあけのハーバー”や、煎餅菓子の紙袋で
カバー作ってました。
※煎餅菓子の方は、ちょこっと切り取らせて貰って
自分のカバーの折り返しの部分に使わせて貰いました。
一緒に作った人の材料をちょっとだけ入れちゃう、ってのは
自画自賛だけどなかなか良いアイディアだな(笑)。

なお、今回の課題図書そのものとしては
まず母親の病状が記憶障害的な現れをしたので
最初は痴呆と診断されていたのだけれど
弟の方がいろんな病院をかけずり回って
ついに”脳の腫瘍だった”と判明するところが
ストーリーの大きなターニングポイントで、
このへんが実話に基づいているのかなぁ。
「医者をカンタンに信じてはいけない」的な部分が、
個人的には一番印象に残ったけど(^^;)
作者のテーマはたぶん(というかほぼ100パー)そこじゃない(爆)。
話の展開としては、ぶっちゃけちょいとステレオタイプな感じがするし
上記の病気の話をおいといても、わりとご都合主義的だし
キャラクターにもそれほど深い共感を覚えなかったしと
個人的には60点くらいの評価かな(^^;)。

しかしイベントとしてとても楽しかったです!
場所的にも、たまたま小一くらいの男の子がそばにいる環境で
それがまた面白かった。

そしてなんとなく、カバー材料についてもちょっと思うところができたので
ぜひまたワークショップ参加してみたいですねぇ!



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Posted by Heychan at 18:48│Comments(0)ツレヅレ
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